MENU 欠陥/手抜き 症状と対策 欠陥/手抜き事例
 
  故障責任
製造責任、メーカーの設計や製造工程・部品に不具合があり起きる故障。
施工責任、本編で解説のとおり工事段階(引き渡し以前)にすでにその原因がつくられたもの。
使用責任、誤った使用方法(環境)や、フィルターなどの手入れ及び点検不足によって生じる故障。
経年劣化、機器の耐用年数を超え発生するやむを得ない故障。

 
  工事/工程の流れ
(※正しい工程の流れ、家庭用を除く)

 
  対策その1             (発注にあたって)
工程(工期)に無理がないか?
実行不可能な工程は、手抜き工事を誘発します。
 
予算に無理がないか?
実行不可能な予算は、下請け業者に負担を強いるため手抜き工事の原因。
 
メーカー/機器の選定
機械に修理はつきもの、地域内にメーカーサービスまたは代行店等がないメーカーでは 対応が遅いばかりでなく、高額な出張費(交通費、時間拘束費など)が必要な場合があります。
また、機器選定にあたっても過大設備にならないよう、信頼できる専門家に 相談することがよいでしょう。
 
工事業者の選定
空調工事において最も重要な条件です、どんなに優れた機械でも工事に欠陥があると能力を発揮できないだけでなく、短期間で故障します。

 
  対策その2             ※施工記録写真、試運転データの保管(家庭用を除く)。
[銅管酸化防止] 無酸化施工方法の証明 必要であれば気密試験前に溶接部切り取り調査。
[気密試験] 規定圧力/時間の試験結果報告書。
[真空ドライ] 記録写真など実施の証明、出来れば立会検査。
[性能試験成績表] 運転時の温度、圧力、電流値など判定基準の数値。
 
  まとめ
手抜き欠陥の立証は、メーカーサービス会社では困難です。(メーカーは工事業者の不利益を公表しない)

明確な手抜きを認めず交渉に応じない時はご相談ください、 国民生活センターなどへ相談する方法もあります。
 
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