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【高額事例・圧縮機故障原因】
  酸化被膜
銅管溶接(ロウ付)は管内の酸化を防ぐ無酸化溶接(ろう付)厳守。 写真1は コンプレッサー漏電修理の冷媒管内部 サンプル、大手メーカーの調査では無酸化溶接実施率わずか30%という状態です。 リプレースマルチ機種の鉱油回収、冷媒量調整運転を依頼されました。ここでも無酸化溶接の実施率 0%でした。
1.銅管溶接部のサンプル調査写真
酸化防止の比較と実施率
 
酸化被膜は硬い金属の粉=研磨材、混入した場合 完全除去は不可能、高速運動をする圧縮機を破壊し続けます。詳しく解説しているページ
チッソブロー/酸化防止剤不要、 冷媒用 無酸化・溶接継手 、大手サブコンで採用されています。

  ガスリーク
加圧試験(真空引き代用不可)は気密が確認されるまで何回でも実施します。

冷媒ガスの蒸気比重は空気より大きいため、就寝時には酸欠事故となります。 ガス漏れはオーバーヒート(過熱)の原因、圧縮機が焼付き破損するだけでなく危険です。
  R32について
R32は微燃(濃度14〜30%で引火)、酸化すると有毒ガスが発生するため 大量に存在する場合、危険な場合があります。(参照)http://www.jason-web.org/column/risk-of-hfc32/
エアコンは3Mpa(大気圧≒0.1Mpa)以上の圧力で運転します、試験はメーカー設計圧力 24時間。
フレアツールを正しく使用しないと、図のようにガス漏れの原因となります。
2”〜4”では締め込み時の供回りが最も大きなガス漏れの原因です、ナットとフレアー背面に指定の潤滑剤を塗布します。
  真空/ドライ
手抜き工事の代名詞として有名な真空引きは、圧力を下げると沸騰(気化)する水の性質を利用し、内部の空気と水分を除去する工程。正しくは真空ドライと言います。

配管内部の水分は、絶縁不良の原因となるばかりか凍結温度以下の部分では氷が発生し詰まり現象を起こします。

真空到達後(真空に極めて近い状態)に相当時間実施します、手動式や電気ドリル方式では無理です。

消費者保護の法律、製造物責任(PL)法瑕疵担保責任(民法)。  
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